サミーは「里見」、アルゼは「何でもあるぜ」? パチンコメーカー社名の秘密

サミーは「里見」、アルゼは「何でもあるぜ」? パチンコメーカー社名の秘密

ラクパチ編集部|8分

台の下やスペック表で毎日のように目にするメーカー名。でもその名前の由来、考えたことはありますか。

創業者の名字をもじったもの、壮大な造語、実はダジャレ——調べてみると、パチンコ・パチスロメーカーの社名には意外なルーツが隠れています。雑学として楽しめる、社名の秘密をまとめました。

サミー = 創業者の名字「里見(さとみ)」

北斗の拳などのヒットで知られるサミー(Sammy)。この社名、実は創業者里見治(さとみ おさむ)の名字「里見(さとみ)」をニックネーム風にもじったものとされています。

サミーの前身は1975年設立。もともとは海外輸出も見据えたブランド名で、「さとみ」→「サミー」という響きの変換です。世界的な響きの社名が、実は日本人の名字だったというわけです。

アルゼ = 「何でもあるぜ」の壮大な造語

かつてパチスロ界に君臨したアルゼ(ARUZE)。この社名、1998年に採用されたのですが、由来がなかなか壮大です。

  • ARchaeopteryx(アルケオプテリクス=始祖鳥)
  • Universal(旧社名ユニバーサル)
  • A to Z(AからZまで=すべて)
  • Entertainment(エンターテインメント)

これらを合成した造語で、意味するところは「何でもあるぜ」。壮大なのか駄洒落なのか、絶妙なラインの命名です。なお同社は2009年、原点回帰の姿勢で、創業時の名を冠したユニバーサルエンターテインメントへと社名を戻しています。

平和 = 創業者が開いた「パチンコ店の屋号」

社名がそのまま願いのような平和(へいわ)。こちらは、創業者が戦後に開いたパチンコ店の屋号「平和」がルーツとされています。

1948年、群馬・桐生でパチンコ店「平和」を開業したのが始まり。そこから機器メーカーへと発展しました。ちなみに平和は、パチンコ業界で初めて株式を店頭公開した企業としても知られます。店の名前が、上場企業の社名になったわけです。

大都技研 = 「吉宗」「番長」を生んだ技術屋

『吉宗』『押忍!番長』の大ヒットで一時代を築いた大都技研(だいとぎけん)。前身は1980年設立の会社で、名称を変えながら1997年に現在の「大都技研」となりました。

「技研(技術研究)」の名のとおり、独自の演出やゲーム性で人気機種を連発。特に2000年代前半のヒットは、多くのスロッターの記憶に残っています。

SANKYO(三共) = 平和出身者が興した会社

フィーバー機で知られるSANKYO(三共)。1966年、ある人物が創業しました。その創業者は、もともと平和に在籍していた人物とされています。

つまり、平和というルーツから独立して生まれたのが三共。中央製作所などの名を経て、1991年に現在の「株式会社SANKYO」表記になりました(登記上の社名は今も三共)。業界の系譜がつながっているのが面白いところです。

そのほかのメーカーは?

  • 山佐(YAMASA):岡山発祥のメーカー。社名は創業家の名字に由来すると解されますが、明確な公式説明の確認は難しいところです
  • 北電子(KITAC):『ジャグラー』でおなじみ。社名の由来を示す一次資料は乏しく、諸説あります

※本記事の由来は各社公表資料や事典類をもとにした概要です。一部は諸説あり、公式に明言されていないものも含みます。

名前を知ると、業界がちょっと身近になる

毎日見ている社名も、由来を知ると急に人間くさく見えてきます。名字だったり、店の屋号だったり、壮大な駄洒落だったり。メーカーにも、それぞれの物語があるわけです。

会社の成り立ちの続きはゲーム会社セガはなぜサミーの傘下に入ったのか、規制の歴史は4号機からスマスロまでの規則改正史へ。噂や伝説の総まとめはパチンコ・スロット都市伝説10選からどうぞ。

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