今週(9月28日〜10月4日)に打ち手へ効く発表は1件だけでした。 9月28日に4カテゴリの特設ページが公開されたことだけで、ほかの6日間は書けるニュースがありませんでした。
そこで今回は1週間の振り返りではなく、日付が決まっている予定を1枚に整理します。先週のまとめで書いたとおり、静かな時期こそ「いつ何が変わるか」を押さえておく価値があります。
結論を先に書きます。10月中に立ち回りを変える必要はありません。 変わるのは11月からで、確かめるのは1点だけです。
日付が決まっている予定
| 時期 | 何が起きるか | 打ち手への効き方 |
|---|---|---|
| 10月中旬 | 9月末の設置台数が公表(全日遊連の加盟店舗実態調査・月次) | パチンコの候補台の母数がどう動いたか |
| 今秋 | レジャー白書2026の本冊刊行(速報版は7月16日公表・参加率7.4%) | 2025年の参加人口と市場規模が確定 |
| 11月以降 | 通常時フラグと4カテゴリ表記が導入機種から順次適用 | 立ち回りの前提が増える(後述) |
| 11月 | 日遊協「遊技業界データブック2026」の完全版が発行予定 | 売上・稼働・粗利の推計が1冊にまとまる |
| 2027年2月 | 「遊びやすいパチンコ・パチスロの導入強化月間」 | ホールの島構成が動く可能性 |
| 2027年度中 | 業界キャッシュレス化の開始目標 | 入金と記録の形が変わる |
11月の変更だけは中身を押さえる
この表のなかで立ち回りに直接効くのは11月の1行だけです。中身は2つに分かれます。
通常時フラグ — 「回る台=勝てる台」に2軸目が加わる
通常時に最大10個の内部状態を持たせられる新機能です。状態によって時短の有無や実質的な大当り確率が変わるため、回転数だけでは台の価値が決まらなくなります。
発表後には「やめやすさが崩れるのではないか」という懸念も出てきました。保留を4つ消化すればその場で立てる、というパチンコの単純さが成り立たなくなる可能性があるためです。逆に、前任者が残した状態を拾う立ち回りも生まれ得ます。
ただし状態が台に残るのか、閉店でリセットされるのか、演出で示唆されるのかは機種ごとの作り方次第です。結論は実機が出てからで、いま準備できることはありません。
4カテゴリ表記 — ラベルからスペックは逆算できない
甘デジ・ライトミドル・ミドルという慣用表現に代わるLv.1 スーパーライト/Lv.2 ライト/Lv.3 ミドル/Lv.4 ハイの4段階です。星の数と色を組み合わせた統一ロゴで表示されます。
打ち手として押さえるべき点は1つで、分類基準の具体的な数値は非公表です。日工組が図柄揃い確率・大当り出玉・LTの有無などから総合的に判定する方式なので、「Lv.3ならこの確率帯」という対応表はありません。同じLvの機種どうしでボーダーが違うことは普通に起こります。
11月以降は販促物だけでなくホール店内のポスターやパンフレットにも出るため、島名とLv表記が食い違う場面も出てきます。Lvは予算に合う島を絞る入口として使い、勝ち負けは従来どおり回転数で判断してください。
期日が決まっていないもの
逆に、日付が出ていないものも押さえておくと余計な期待をしなくて済みます。
- 貸玉料金と賞品上限の見直し要望 — 9月16日に要望検討会の初会合が開かれましたが、一律の期限を設けず合意できた項目から順次提案する方針です。提出日も具体的な料金も決まっていません
- 広告宣伝ガイドラインの次版 — 推進機構のガイドライン遵守確認は4月1日に始まり、9月1日に違反店舗へ是正要望書を送って1年以内に再調査する対応方針が示されましたが、ガイドライン自体の次の改定時期は出ていません
- 「推しの日」の次回実施 — 継続方針は9月18日の全国理事会で報告されましたが、次回の時期・規模・ルールは未定です
打ち手が10月中にやること・やらなくていいこと
やらなくていいことは明確です。11月の変更に備えて打ち方や台選びを変える必要はありません。通常時フラグは11月以降の導入機種に順次載るもので、いま並んでいる台の仕様が変わる話ではないからです。
やっておくと効くことは2つあります。
- 記録の粒度を上げておく — 11月以降、同じ機種でも状態によって結果が散るようになります。回転数と投資・回収を機種単位で記録しておけば、「状態がある台かどうか」を自分のデータで判別する足がかりになります
- よく行くホールのパチンコ台数を見ておく — 8月末のパチンコは前月比1万2,849台減で今年最大の落ち幅でした。10月中旬に出る9月末の数字と合わせて、自分の行動圏で候補が減っているかを確かめる材料になります
よくある質問
Q. 11月1日から全部の台が変わるのですか?
変わりません。通常時フラグと4カテゴリ表記は「2026年11月以降の導入機種から順次適用」です。既存機種の仕様や表記が変わるわけではなく、11月に入った瞬間にホールの様子が変わることもありません。
Q. Lvが低い台のほうが勝ちやすいのですか?
いいえ。Lvは射幸性の高さ(1回の当たりで動く金額の幅)の目安で、勝ちやすさの目安ではありません。しかも分類基準の数値が非公表なので、Lvからスペックを逆算することもできません。
Q. 貸玉料金が上がるのはいつですか?
決まっていません。9月16日の検討会初会合では「一律の期限を設けない」方針が示され、貸玉料金の引き上げには客の負担増を理由にした慎重論も出ています。要望の段階であり、実施が決まった話ではありません。
Q. この予定表は更新されますか?
各項目に動きがあれば、それぞれの個別記事を更新します。この記事は2026年10月時点の整理です。
まとめ
- 今週(9月28日〜10月4日)に打ち手へ効く発表は1件だけだったため、振り返りではなく日付が決まっている予定を整理した
- 立ち回りに直接効くのは11月の1行だけ — 通常時フラグと4カテゴリ表記が導入機種から順次適用
- 通常時フラグは「回る台=勝てる台」に「今どの状態か」という2軸目を加える。やめやすさが崩れる懸念もあるが、結論は実機待ち
- 4カテゴリは分類基準の数値が非公表。同じLvでもボーダーは違う。島を絞る入口として使う
- 10月中に立ち回りを変える必要はない。やるなら①記録の粒度を上げる ②よく行くホールのパチンコ台数を見ておく、の2つ
- 期日が出ていないもの(貸玉料金の要望・ガイドラインの次版・推しの日の次回)に余計な期待をしない
