新台はここを通ってから来る — 保通協の型式試験、9月の適合はパチンコ24・パチスロ14型式

新台はここを通ってから来る — 保通協の型式試験、9月の適合はパチンコ24・パチスロ14型式

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保通協(保安通信協会)が2026年10月1日、9月中に実施した型式試験等の実施状況を公表しました。 新たに適合したのはパチンコ24型式・パチスロ14型式。業界紙の遊技通信は見出しで「パチスロの適合率が急改善」と報じています。

同じ10月1日に、もう一つの指定試験機関であるGLI Japan も9月分を公表しており、パチンコ12型式・パチスロ3型式が適合した※要確証(1媒体のみで確認)。

毎月出る数字なので地味に見えますが、これはホールに台が並ぶまでの一番上流の話です。11月から適用される通常時フラグと4カテゴリの搭載機も、これから適合してくる型式です。仕組みと読み方を整理します。

何が公表されたか

項目内容
公表日2026年10月1日(2026年9月中に実施した分)
保通協の適合パチンコ24型式・パチスロ14型式
GLI Japan の適合パチンコ12型式・パチスロ3型式 ※要確証
適合率の方向パチスロは改善(遊技通信「パチスロの適合率が急改善」)

具体的な適合率の数値は、確認できたのがまとめ媒体の集計だけだったため本記事には書きません。方向(改善した)だけが業界紙で確認できる範囲です。

型式試験はどこにある関門か

遊技機がホールに並ぶまでの流れはこうなっています。

  1. メーカーが指定試験機関に型式試験を申請する — 試験機関は国家公安委員会の指定を受けた保通協とGLI Japan の2法人
  2. 型式試験に適合する — その型式が技術上の規格に適合していることの確認
  3. 各都道府県の公安委員会の検定を受ける
  4. ホールに設置され、所轄警察の確認を経て稼働する

ここで押さえておくべきなのは、型式試験の適合と公安委員会の検定は別のものだという点です。「適合した」はホールに並ぶ資格の第一段階を通ったという意味で、そのまま新台として出てくることが決まったわけではありません。

打ち手への影響

1. 適合数は「数ヶ月後に選べる台の本数」の先行指標

いまホールで打てる台は、数ヶ月前にこの関門を通った型式です。逆に言えば、9月の適合数は年末から2027年前半にかけて選べる台の本数に効いてきます。

パチンコの設置台数は8月末に前月比1万2,849台減と今年最大の落ち幅でした。台が減る局面では、入ってくる新台の本数が候補台の母数に与える影響が相対的に大きくなります。

2. 11月の新機能搭載機も、これから適合してくる

通常時フラグと4カテゴリ表記は2026年11月以降の導入機種から順次適用されます。つまり搭載機は、いままさに型式試験を通っている・これから通る型式です。

ただし「どの型式が搭載機か」は公表されません。適合数が多いことは地合いの話であって、11月に何が出るかはメーカーの発表と実機を待つしかありません。期待を数字に先回りさせないほうが安全です。

3. パチスロの適合率が低いことの読み方

パチスロの適合率は長く低い水準にありました。これはメーカーが規格の上限付近を狙って申請していることの裏返しです。試験に落ちる型式が多いほど開発コストはかさみます。

さらに上限に寄せた台には別の縛りもあります。コンプリート機能の発生率が基準値を超えると業界8団体の申し合わせで自主回収の対象になるため、試験を通っても市場に残れないことがあるという構造です。

だから「適合率が改善=出る台が増える」という単純な話にはなりません。打ち手として実務的なのは、新台が入れ替わる局面ほど回転数の管理が効く、という一点です。

今後の見通し — 確定している範囲だけ

  • 型式試験の実施状況は月次で公表されます。本記事は仕組みと読み方の整理なので、以後は節目だけ(適合率に大きな変化が出たとき、11月以降の新機能搭載機の本数が見えたとき)追記します
  • 個別の型式について、どの機種か・試験の中身は公表されません。公表されるのは件数ベースの実施状況です
  • 11月以降の新機能搭載機の実機仕様は通常時フラグの記事側で扱います

よくある質問

Q. 適合した24型式は、すぐホールに並びますか?

並びません。型式試験の適合のあとに各都道府県公安委員会の検定があり、そこからメーカーの販売計画とホールの発注を経て設置されます。適合から稼働までは数ヶ月かかるのが通常です。

Q. 適合率が低いと新台の本数が減るのですか?

直結はしません。メーカーは落ちた型式を直して再申請するため、適合率の低さは主に開発コストの話です。実際に出てくる本数は、申請の母数にも左右されます。

Q. 試験機関が2つあると、通りやすさは違うのですか?

規格は同じものに照らして判定されます。公表されるのは各機関の実施状況なので、機関ごとの件数を比べること自体は可能ですが、そこから「通りやすさの差」を読み取るだけの公開情報はありません。

Q. 11月の通常時フラグ搭載機がどれか分かりますか?

分かりません。型式試験の公表は件数ベースで、どの型式がどの機種か・何を搭載しているかは示されません。メーカーの発表を待つことになります。

まとめ

  • 保通協が10月1日に9月実施分の型式試験の状況を公表。適合はパチンコ24型式・パチスロ14型式。遊技通信はパチスロの適合率が急改善と報じている
  • 具体的な適合率の数値はまとめ媒体の集計しか確認できなかったため本記事では書かない。方向だけを扱う
  • 型式試験はホールに並ぶまでの一番上流の関門。指定試験機関は保通協とGLI Japan の2法人で、適合と公安委員会の検定は別のもの
  • 適合数は数ヶ月後に選べる台の本数の先行指標。台数が減る局面ではその影響が相対的に大きい
  • 11月の通常時フラグ・4カテゴリの搭載機もこれから適合してくるが、どの型式が搭載機かは公表されない
  • パチスロの適合率の低さは規格の上限付近を狙っていることの裏返し。基準値超えの自主回収もあるため「適合率改善=出る台が増える」とは言えない
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